1.現代の病

体の病と心の病

日本人の死因の1~3位は癌、心疾患、脳血管疾患であり、日本人の2/3近くが生活習慣病に関連した原因で亡くなっているとも言われています。 糖尿病、高脂血症、高血圧、肥満などの生活習慣病は、脳卒中や心筋梗塞、その他重症の病気を引き起こす原因となるのですが、その病気そのものによる自覚症状は乏しく、日常生活に大きな支障を来たさないために、治療がなされず放置されることが多いのが問題です。さらに、現代人の病の複雑さ、深刻さを象徴する問題として、心の病があります。うつ病・自殺・ひきこもり・不登校・少年犯罪などが、近年急増しており、心の病は現代の「世病」(社会の病)」の感を呈しています。 アメリカの国立精神保健研究所の調査によれば、アメリカの成人のほぼ10人に一人がうつ病で、抗うつ剤の使用量も20年前の3倍に増えたと報告されています。日本においても、精神障害を持つ人の数は2005年の時点で300万人を超えています。
現代の病 体の病 ・癌・心疾患・脳血管疾患 など 心の病 ・うつ病 ・ひきこもり・不登校 など 統合医療

2.これからの医療(統合医療)

近代西洋医学と相補・代替医療を統合し、患者中心の医療を推進し疾患予防に努め、健康増進に寄与しようとするものです。 病気や病巣を取り除くということだけでなく、その原因となる心の状態やスピリチュアルな健康、生活環境なども含め、全人的なケアを目ざすのが統合医療です。

「統合医療の定義」1. 本人のもつ自然治癒力を高める医療 2. 体・心.・スピリチュアリティの健康を増進し、本人の社会的な状況も考慮する医療 3. 生活習慣の改善をサポートする医療システム 4. 治療者と患者との関係を大切にした医療 (アメリカ・アリゾナ大学 Andrew Weil教授の講演より)

1.現代の病

岡田茂吉氏は、体内に汚物(毒素)がたまると、それを排泄しようとする作用が働きます。それを浄化作用と呼んでいます。 浄化作用には時には苦痛が伴う場合があります。 苦痛があるということは、身体に何らかの異常があって、それを正常に戻そうとする機能が働いているわけです。この正常に回復させようとする力が自然治癒力であり、自然良能力とも呼ばれています。

そして、過度に薬に依存したりして化学物質等の異物が体内に大量に残留することで、この自然のリズムが壊されつつあります。すなわち、人間が持つ自然治癒力がうまく働かない身体になることによって、汚物(毒素)が滞留しすぎ、それが一気に爆発し、重篤な病気を引き起こす原因になるとも考えられます。 このような人間が生来持っている自然治癒力を高め、自然に順応した、正常なリズムに人間の身体を回復させ、あるいはそれを効果的に保つために、考え出されたのが岡田式健康法です。
治療 今、症状として起きている病を治すこと この先も健康でいる状態を保つこと=生活習慣の改善 両方を解決するには 両方を解決するには自然治癒力が必要 自然治癒力とは:体内の毒素を排除すべく生まれながらに保有している力 自然治癒力の必要性:この治癒力を尊重し、発揮させる方法で真の健康に導かれる
[病気になる→治す→病気になるという負のサイクルが今まで。その時の病は治っても、その先の病は治せない。]→[自然治癒力を向上させることによって、病を治せば、その時の病だけでなく、その先の病に対しても対処が可能、負の循環サイクルからの脱却]
真の健康とは(統合医療について) 真の健康とは(統合医療について)

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